宇宙エレベーター(軌道エレベーター)とは,地表から静止軌道(高度36000km)まで伸びている構造物に沿って運搬機が昇降することにより,宇宙と地球との間で物資の輸送を可能にするものです.
アメリカでは元NASA傘下のlifeport社がその実現に取り組んでいます。また日本ではスカイツリーを建造した大林組も建造すると言っており、近年注目されつつあります。
図 宇宙エレベーターの構想図
宇宙エレベーター技術競技会とは,宇宙エレベーター協会(JSEA)が主催する大会です.
本物の宇宙エレベーターをスケールダウンしたテザー(ひも状のもの)とクライマー(テザーを上下する昇降機)によって,上昇速度や制御能力などを競います.JSEAの年度目標に従い、上昇距離を年々伸ばしていっています。前年度は1200mテザーが用意されました。来年度は2400mのテザーが用いられる予定です。
各チーム様々な工夫を凝らし、技術的な向上を図っています。
クライマー
寸法 200立法センチメートルの立方体に収まるサイズ
重量 15kg以内